【彼女日記】 2023/02/20「マッチング」

当時25歳の2歳年下の彼女とはwithというマッチングアプリで出会った。

その頃わたしは、アプリでいいねを送る相手を探す作業、メッセージを送る作業、デートの予定を立てる作業にうんざりしており、一度アプリを休憩して一人を満喫してから再開しようと考えていた。

アプリをやめようと思っていたわたしは、次のルールに従うことにした。

①アプリを使用するのは、有料会員が切れる1か月後の3月までにする。

②いいねは、相手は選ばずアプリの表示順に送る。

③メッセージは、長々と続けない。

④できるだけ早く電話をする。

彼女とマッチしたのは、ルールを決めてから1週間後くらいだったと思う。

彼女のプロフィールは質素な感じで、マスクをつけた顔写真と、看護師として働いているおりお互い話し合える関係の人を探しているコメント欄に書いてあった。

これまで、マスクをつけた顔写真の人と会って可愛いと思えたことがなかったため、あまり期待していなかったがとりあえずメッセージを送ることにした。

「はじめまして、鷹山です。よろしくお願いします!」

彼女からの返信は早く、1時間後くらいに返信がきた。

「鷹山さん、はじめまして!らんといいます。よろしくお願いします!」

私は早々にメッセージで送る内容に困ってしまった。

私はアプリで会話をはじめるときは、相手のプロフィールを見てNetflixや映画の話をすることが多かったが、彼女のプロフィールからは魚を食べることが好きなことしか分からなかったからだ。

困った私は大胆にも電話を申しこむことにした。

さすがにいきなり電話は断られると思ったが以外にも承諾してもらえ、次の日の夜21時に電話をする約束になった。

私はまた電話で何を話すか困ってしまった。

 

これは彼女の話ではないので余談だが、その日は20時にアプリの別の人と電話をする約束をしていた。